コトあるごとに特命係と対立する捜査一課の顔といえば、この人!
伊丹憲一刑事を長年に渡って演じることで『相棒』シリーズを脇で支えてきた川原和久さんに、『相棒』のこと、めいっぱい聞いちゃいました!!
─ シリーズ10周年ですが、『相棒』が愛されている理由はどこにあると思いますか?
川原 ● 特命係を中心に毎回の事件がきっちりと描かれている上に、主役のお2人とゲスト方々の関わり方のバランスがいいと思いますね。あと、他のレギュラー陣が控えすぎず、出すぎずな所も、楽しんでいただいている理由ではないかと思います。
─ 10周年という節目を迎えたわけですが、何か思いを新たにするような感じですか?
川原 ● 10周年が節目なのか、10周年で終わってしまうかもしれないので(笑)、特別な意識はないですね。今『season9』の撮
影中ですが、実は毎回次のシリーズがあるとは知らされていないんですよ。そういう意味では、自分の中に区切りみたいな感覚はないんです。ただ、当たり前ですが、伊丹刑事に関して言えば10年間のなかで、ちょっとずつ人物が完成しているとは思います。初期の土曜ワイド劇場枠の『Pre Season』の伊丹はほとんど一色で押していたのに比べれば確実に豊かな色合いの人間になっていますね。
─ 伊丹刑事は『相棒』メンバーの中でも強烈キャラで通っていますが、素顔の川原さんと比べていかがでしょう?
川原 ● これが意外と離れてはいないんですよ(笑)。ただ、伊丹自体も変遷していて、初期の彼は、怒る、妬む、感情が2つし
かないようなとてつもないキャラでした(笑)。最近は丸みも入ってきましたし、そこは自分を寄せながら演じているので、どんどん近くなっているような気はします。自分でも意識的に変えているところがありますね。
─ 『相棒』人気が上がるたびに、実生活にも影響がありそうですが、いかがですか?
川原 ● そうですね。前回の劇場版のちょっと前あたり、『season4』あたりだったと思いますが、『相棒』人気を受けて伊丹への注目度も上がったことを実感しましたね。今ほどではなかったですが、ちょうど視聴率も上がってきたころで、僕の周りの人間だけでなく、一般のファンの方々にも浸透している感じはしていました。最近では街を歩いていて、近づいてこられるファンの方も増えましたね。もちろん伊丹刑事として接しないで僕なりに普通に接しているつもりですが、結局怖いじゃないかと思われているかもしれないですね(笑)。
─ さて、この冬には待望の『相棒-劇場版II-』がスクリーンに戻ってきます。警察の闇に迫るような硬派なドラマに早くも期待が高まります!
川原 ● いやあ、僕からはなんとも言えないですね(笑)。特に今回はいろいろと秘密事項が多くて(笑)。捜査一課で言えば難しい事件ではありましたが、ベストは尽くしました。『相棒』特有の社会性の強い内容になっているので、骨太な感じは確実でしょう。
─ また、「season9」も始動しますね。気合のほどは?
川原 ● これはあまり言えないですが(笑)、新たに足された伊丹像を意識しながら自分なりに演じていることは確かですね。今、特捜が騒がれていますが、『相棒』はまっとうな正義を作っていますので、期待を裏切ることはないと思っています(笑)。
PROFILE OF KAZUHISA KAWAHARA
1961年生。福岡県出身。日本大学藝術学部演劇学科卒業後、「劇団ショーマ」の看板俳優として多くの舞台に出演。
『相棒』では全シリーズで警視庁刑事部捜査一課の巡査部長・伊丹憲一刑事役を熱演中で、寺脇康文演じる亀山薫に対しての「特命係の亀山〜! 」や、水谷豊演じる杉下右京に対しての「警部殿」など、数々の定番セリフで人気キャラに。基本的にはキレキャラだが、「裏相棒」ではコミカルな演技も披露した。
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「言いつける」といいますね。
ものごとを人に頼む。目下の者に命じる。また、出前などを
注文する。その人にとって好ましくないことを誰かに告げる。
告げ口する。密告する。渾名をつける。
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